文芸サロン「箱館クリオネ文筆堂」
まるで異空間にでも建つような「箱館クリオネ文筆堂」
そんな世界観をイメージに、古書店でお気に入りの本を探すように、楽しんで下さい!
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函館ストーリー
函館ストーリー「愛を急がずに」
函館ストーリー「愛を急がずに」
2022-05-30
函館ストーリー
僕には いくつか超えなければならない事がある。 そうすることが必要なのだ。 僕はいま 函館にいる。 もう一度 自分自身と向き合いたくて ここに来たのだ。 「大丈夫 急ぐ旅ではないし 急いでもいない」 そう言葉にして…
長編:函館ストーリー「季節という名のメヌエット」
長編:函館ストーリー「季節という名のメヌエット」
2022-05-20
函館ストーリー
「恋愛には、季節があり、法則がある!」 そう、言ったのは別れた、彼だった。 奇跡の出会いも、偶然の出会いも、全てはミステリアス! 最初は、相手の名前も電話番号も知らない。 だって、そうだろう… 目の前に、やさしく微…
函館ストーリー「部屋の片隅のオアシス」
函館ストーリー「部屋の片隅のオアシス」
2022-05-13
函館ストーリー
雨へと変わる午後 私はひとり部屋の中にいた。 コーヒーカップを手に窓から外を見ると 石畳の坂が見える。 部屋の片隅に ティントーイやアンティークな小物を飾ってみた。 レトロな電気スタンドが放つ淡い光の中に浮かぶ セ…
函館ストーリー「この場所から…」
函館ストーリー「この場所から…」
2022-05-09
函館ストーリー
久しぶりに、彼女と会った。 僕たちは 、 函館ビアホールで、二人だけの乾杯をした。 僕が一方的に話をし、彼女は聞き役だった。 ときどき、困った顔をする君が、とても可愛いと思う。 こうして、時々会えるのがいいね。 今…
函館ストーリー「桜前線、北上中」
函館ストーリー「桜前線、北上中」
2022-05-02
函館ストーリー
南風が北国へと春を運ぶ! 都会の桜は散り、いつもの喧騒が戻ってきた。 「帰ろうかな?あの坂の街へ」 何気なく、一人つぶやいてみた。
函館ストーリー「坂の上のチャペル」
函館ストーリー「坂の上のチャペル」
2022-04-14
函館ストーリー
白く尾を引く朝もやの中 石畳の坂道を上ってみた。 おとなしくて ひとりきりの私だけの空間… まるで私は 静止した時間に紛れ込んだ訪問者のよう。 そして寝ぼけまなこの私に やわらかな朝の光が 何もなかったように差し込…
函館ストーリー「そして雨は 雪に変わった」
函館ストーリー「そして雨は 雪に変わった」
2022-04-04
函館ストーリー
フロントガラスの夜景が にじんで割れた。 それは 雨のせいだった。 一週間前… 夜景がにじんだ時 それは涙のせいだった。 やがて 雨から雪へと変わった七財橋を車で渡った。 赤レンガ倉庫のネオンが 雪にかすんで見えた…
函館ストーリー「雪ひとひらに」
函館ストーリー「雪ひとひらに」
2022-03-21
函館ストーリー
舞い落ちた最初のひとひらの雪は はかなく消えた。 季節はずれの雪だったが 私の頬にヤケに冷たく感じた。 春だというのに 一瞬のうちに降り積もる雪が 私の心を乱す。 全ての景色を真っ白に変え まるで白い迷路に迷い込ん…
スピンオフ・ストーリー「Spring Love!」
スピンオフ・ストーリー「Spring Love!」
2022-03-15
函館ストーリー
この物語は、 ぴいなつ作:函館ストーリー「きらめく言葉の結晶」 のスピンオフ・ストーリーです! 美蘭先生の 《 スピンオフ ストーリーにタイトルをつけると、 どうなりますか?》 という リクエストにより、この物語は生ま…
函館ストーリー「一人、市電で…」
函館ストーリー「一人、市電で…」
2022-02-25
函館ストーリー
冬の函館を、僕は一人で旅をしていた。 雪に埋もれた函館は、太陽の光を浴びキラキラと輝いている。 JR函館駅前から、市電に乗り「青柳町」へ… ここは石川啄木が、生涯で一番幸せに暮らした町だ。 《函館の 青柳町こそ か…
函館ストーリー「待合わせ 20時」
函館ストーリー「待合わせ 20時」
2022-02-21
函館ストーリー
夜のベイエリアを、僕は走っていた。 約束の時間より、 5 分遅れている。 待合わせ場所の手前で、立ち止まり目を閉じ 27 を数えた。 僕は、そうやって呼吸を整え… その後に、彼女に言うセリフを素早く練習した。 やがて歩…
函館ストーリー 「悲しいことがあったとき」
函館ストーリー 「悲しいことがあったとき」
2022-01-27
函館ストーリー
私は雪を踏みしめながら、八幡坂を登っていた。 坂の上では、石畳の坂道やレトロな洋館が白く薄化粧している。 深呼吸してあたりを見渡すと 夏とは違うロマンチックなムードの函館があった。 このくらい風景が綺麗なのは、悲しい事…
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