僕は、自分では押さずに誰かが押すのを待つタイプです(^^ゞ

誰も押さなければ、最終的には押しますが…

これは、前回の函館旅行での話です！

市電の「十字街電停」で僕は降りようとしていまししたが、ここはベイエリアに近いので多くの観光客が降り立ちます。

車内は混んでいて僕は立っていました。

ちょうど十字街電停が近づいてきた頃に、前の方に立っていた若い観光客のカップルが「十字街って次だよね？ボタン押してもいいかな？」と楽しそうに話をしていました。

けっこう大きい声で、手には函館のガイドブックを手にして、初めての函館旅行に興奮して思わず声が大きくなったようで、本人たちは声の大きさに気がついていない様子。

「次は十字街、十字街」とアナウンスが流れ、カップルの女性がボタンに手を伸ばそうとするので、地元の人らしい年配の乗客やほとんどの乗客がそれに注目して、微笑ましく2人を見ていました。

すると…

「ピンポン！」

なんと、他の乗客が先にボタンを押してしまったのです。

押したのは後ろの方にいた外国人で、そのカップルの会話も聞こえていないのか意味が分からず、自分たちが降りるからボタンを押した、ただそれだけでの事でした。

カップルはというと、せっかく手を伸ばした腕をどうすることもできずに呆然としており、

僕をはじめ注目していた乗客からは小さなため息が漏れたのでした。

函館の市電は、誰もボタンを押さなくてもいちいち停留所で止まり、運転手さんが降りる人がいないか？確認してから発車します。

バスは停留所に人が居ないと素通りするケースがありますが。

観光名所に近い函館市電の電停では、誰かが押すだろう？と直前まで誰もボタンを押さない場合もあり、そんな時は一斉に直前にボタンに手を伸ばす観光客の姿があります(笑)