遠野市を舞台に作者が拾い集めた、現代版遠野物語

数十年来の新しい話が多く、柳田國男の「遠野物語」とは違う、現代の遠野市の怪談話が楽しめる。

遠野の人々は、これら怪異を日常の出来事と捉えていて、その現象は当たり前のことであり、いつもある事だからそれが怪異とは思っていないというのが、面白い!

暮らしの中に怪異が溶け込んでいるので、不思議でありつつも珍しくはない!そんな事を話す地元の人たち(笑)

一つ一つの話が短くサクッと読むことが出来るのが良い。

お爺ちゃんやお婆ちゃんが話す昔話に近い感じで、トイレに行けなくなるような眠れなくなるような怖い話ではないので、ご安心を(^^ゞ


柳田國男の「遠野物語」を読んだ人も、遠野に興味がある人も、ぜひ読んでほしい一冊。

しかし…

人気があり過ぎて、書店ではなかなか手に入らないので、ご注意下さい。

同じ竹書房のシリーズは書店に並んでいますが、この本だけはいつも品切れでいつ入荷するか分からないという幻の本です!

僕は、たまたまAmazonで入荷仕立てを買えました。

書店で予約し入荷を待つより早いです。

でも、今すぐに読みたい手に入れたい!と言う方は、遠野の観光施設や道の駅に行くと買えます(笑)