『路の尽きる箇所である ここの岬はそれこそ ぎりぎりの本州の北端である』

 【津軽】太宰治より

 

故郷・津軽を旅した太宰治が龍飛崎に立ち、記したもの。 

かつて、本州と北海道は陸続きだったという。 

津軽海峡を、マンモスが通った可能性もあるそうだ。 

その、マンモスが歩いた路を今は新幹線が走っている。 

太宰がまだ長く生きていたら海の底をさらに北に真っすぐと延びる線路を鮮明に描いただろう。