ある日の「温泉(銭湯)」での出来事なのだが 

僕が風呂から上がり、脱衣所に行くと初老のオジサンが1人いて身体を拭いていた。 

僕は、少し離れたところで身体を拭きはじめる。 

そのオジサンが、何故かこちらをチラチラと見てくる。

あまりにも視線を投げかけてくるので、目を合わせると… 

「わぁ~バスタオル忘れでよ。したはんでパンツで体を拭いでらのさー」 

(自分はバスタオルを忘れてしまった。仕方がないからパンツで体を拭いているのだ) 

僕は、オジサンの言葉の意味が分からず視線を手元にやると…

確かにブリーフで身体を拭いていた( д)ポカーン 

オジサンは僕の視線に気がつき、切なそうなバツの悪そうな困惑した顔で僕を見て… 

「パンツ穿いで帰れなぐなったじゃ~!いや、困っだじゃ婆さんに怒られるじゃー」 

僕は、笑うことも出来ず痛む右脇腹を右手で抑え、左手は口を抑えて急いでトイレの個室に駆け込み水を流しながら、吹き出した(;)=3プッハー

ようやく落ち着きを取り戻し脱衣所に戻ると、オジサンの姿はなかった。 

それは、ある「温泉(銭湯)」での出来事だった。