函館の元町に、クリオネ文筆堂というお店があったとして…

そんなコンセプトから生まれたのが「箱館ストーリー」です!

湯の川温泉・波乃編が終了し、新しい箱館クリオネ文筆堂の物語が始まる前に、箱館ストーリー「文芸サロン・箱館クリオネ文筆堂」に登場するキャラクター達を紹介いたします。


・栗生姉 照喜(くりおね てるき)

箱館クリオネ文筆堂の店主で、店名の「箱館クリオネ文筆堂」は、名前の栗生姉からとっている。

以前は女性オーナーが経営していた小さなブックカフェを引き継ぎ、自宅兼お店とした

函館に関する本や自費出版本などを専門に販売するというこだわりの本屋だったが、常連客である里中麻琴の提案で書庫として使っていた奥の部屋をカフェにリフォームし、かつてのブックカフェを再現した店となった。

函館を愛し未来を考えるグループ集団、それが「箱館クリオネ文筆堂」であり、そのリーダーでもある。

一応、独身という事になっているが、かつてのブックカフェのオーナーとはどういう関係なのか?

そろそろ進展がありそう…。


・里中 麻琴(さとなか まこと)

広告代理店に勤める、自称平成生まれのデザイナー兼コピーライター。

商品ロゴやポスターデザインなどで数々の名作を生み出している。

箱館クリオネ文筆堂では図書館司書のような役目を担い、カフェコーナーを作らせるなど、オーナーの栗生姉に唯一ズケズケとものが言える立場で、多彩な才能と明るく誰にでも優しい女性で自ら書いた「函館ストーリー」がある。

美味しいものには目がなく食いしん坊な一面もあるが、文筆堂スタッフをまとめるのが上手い。

夫の里中亮介とは大恋愛の末に結婚していて、優しい顔からは想像もつかないような情熱的なところがある、熱い感情の持ち主。


  ・里中 亮介(さとなか りょうすけ)

里中麻琴の夫であり、IT起業家。

函館でIT関連の仕事して、独立したいという野望から麻琴を連れて札幌へ行こうとするが、麻琴はいつまでもプロポーズもしてくれない亮介に別れを告げるが、やがて亮介は再び函館へと戻り麻琴にプロポーズをし、函館で暮らすことになる。

仕事が忙しくあまり文筆堂には顔を出すことはなかったが、野本直美が里中麻琴の誕生日会を企画した事をキッカケに文筆堂に顔を出すようになっていく。

パソコンや箱館クリオネ文筆堂のスポンサーなど、裏方としても活躍している。


・細矢 夏妃 (ほそや なつき)

北陸出身で雪のように白く美しい肌を持ちマルチな才能を発揮する芸術的で魅力ある女性。

親友であり妹のような存在の里中麻琴と出会い、それがキッカケとなり箱館クリオネ文筆堂のスタッフとして参加している。

オーナーの栗生姉や里中麻琴が書いた「函館ストーリー」を朗読したり、詩やイラストや風景や花の写真など、自身のブログにて掲載している。

夫の細谷康平とは、旅行で函館に訪れた際に運命的な出会いをし、お互いが惹かれ合いながらも一度は悲しい運命に引き裂かれる経験をしている。

しっかりとみんなの手を取り、箱館クリオネ文筆堂を支えている姿に誰もが一目置く存在。


・細矢 康平 (ほそや こうへい)

細谷夏妃の夫であり、アクセサリー作家。

元町にあった雑貨店に自分の作品を搬入している時に、観光で来ていた夏妃がアクセサリーを買い求めた事がキッカケで知り合う。

その後、何度か夏妃が函館を訪れては恋仲になっていったが、いつまでも進展せず夏妃から「函館に来ることはもうない!」と告げられる。

別れの日、指輪を持って夏妃の後を追いかけたが、運命のイタズラか?お互いに会えないままに2人は函館駅ですれ違う。

思い出の中で生きてきた康平であったが、再び函館にやって来た夏妃と再開し一緒に暮らす事になる。

里中亮介と同じく、これまで箱館クリオネ文筆堂には顔を出さなかったが、野本直美との出会いがキッカケとなり今では、ちょくちょく顔を出している。


尾崎 雅敏(おざき まさとし)

岩手県の花巻出身で、子供の頃に親の転勤で函館に住んでいた過去がある。

一度、函館を離れ国語教師として再び戻ってきており、民俗学だけでなく文学や歴史、郷土史にいたるまで幅広い知識を持つ。

あるキッカケでオーナーの栗生姉と出会い、函館の未来を案じて石川啄木の意思を継ぎ、函館に骨を埋める覚悟をする。

箱館クリオネ文筆堂の重鎮であり、文筆堂では「尾崎ゼミ」と呼ばれる尾崎の語らいには、学校で学ぶことの出来ない多くの知識を学べると評判。

恋人である野本直美とはミステリアスな出会いと運命があり、函館の未来はこの2人の肩に重くのしかかっていると言っても過言ではないだろう。


・野本 直美(のもと なおみ)

岩手県の早池峰山中にあるといわれる「隠れ里」と呼ばれる世界からやって来た座敷童子が人間へと変異した!というミステリアスな過去を持つ女性だが、箱館クリオネ文筆堂のスタッフは全員がこの事を理解している。

真面目で誰よりも優しく思いやりの心を持ち、箱館クリオネ文筆堂のスタッフ全員が絶大な信頼を寄せている。

仕事の関係で知り合った里中麻琴に紹介され、箱館クリオネ文筆堂を訪れオーナーの栗生姉と知り合い、尾崎先生と共に函館の未来と愛する仲間のために函館に骨を埋める覚悟をする。

ガイドブックには載らない函館の情報を自らの足で周り取材した記事を掲載するブログ「浪漫函館」は、観光客だけでなく地元民にも人気が高く、野本直美に魅了され若い人材が文筆堂へと集まっている。


霜村 奏太朗(しもむら そうたろう)

石川啄木の聖地巡礼をしている時に市電で野本直美と出会い、やがて恋人の小松冬果と共に野本直美から尾崎先生を紹介され、一緒に箱館クリオネ文筆堂を訪れオーナーの栗生姉と知り合いう。

そこで、尾崎先生の口から以前に市電で会っていた事が告げられ、まだ小松冬果と恋人同士になる前の事で、2人の出会いも市電だったことから4人は運命的とも言える出会いだったことを思い知らされる。

大学生で若い世代のリーダー的な存在になるかと思いきや、まだまだ優柔不断な面も多いが湯の川温泉・波乃での宿泊を機に自分の未来図に気づく。


・小松 冬果(こまつ ふゆか)

宝来町にある古本屋の一人娘だが、実は本はあまり好きではない。

たまたま店に来た霜村奏太朗と店番をしていた時に言葉を交わし、交際が始まる。

もともとは霜村奏太朗の一目惚れだった小松冬果だが、実はイケメンである霜村奏太朗と市電で会うのを楽しみにしていた。

ポニーテールのよく似合う明るく可愛い女の子で、食いしん坊で女子高生らしいハツラツさがあるが、自分が箱館クリオネ文筆堂のメンバーとしてふさわしくないのではないか?と悩み落ち込む。

しかし親友の青田亜弓と共に湯の川温泉・波乃へと行き自分の未来と函館の未来をシンクロさせて自ら解決のヒントを得て、霜村奏太朗の大学へ進学するという希望を捨て、実家の古本屋を引き継ぐべき進路を選び前へと進んでいる。


・青田 亜弓(あおた あゆみ)

小松冬果とは中学生時代の同級生で、やがて尾崎先生や野本直美と出会う。

学校では郷土史研究部の部長を務め、世界遺産にもなった北海道・北東北の縄文遺跡群をテーマにした研究を文化祭で展示発表をした。 

それがキッカケで同級生の桐山卓也と恋人同士になり、やがて2人で箱館クリオネ文筆堂を訪れ尾崎先生や野本直美との出会いから、函館の歴史やアイヌ文化などに興味を示す。 

真面目で一途な性格だが、実はちょっと人見知りするところがあり、たくさんの女生徒や後輩からも信頼が高く男子生徒から告白されても、これまで恋に発展したことはなかった。 

箱館クリオネ文筆堂では、おっとりした感じながらも強い意志を持ち合わせた性格は、野本直美に似たところがある。


桐山 卓也(きりやま たくや)

青田亜弓の同級生で、箱館クリオネ文筆堂では憎めない弟キャラ。 

札幌から転校してきて青田亜弓と同級生になるが、転校生という引け目もあり教室では目立たないように振る舞っていた。 

イラストを描くのが上手いという特技を青田亜弓が知り、文化祭の研究テーマを手伝うように頼まれ、その後に2人は惹かれ合い恋仲になる。 

学校では青田亜弓の後ろに隠れるようにしていたが、箱館クリオネ文筆堂のメンバーとの付き合いで、だんだん積極的になっていく。

得意なイラスト制作を勉強するために専門学校への進学を決め、里中麻琴のような仕事に就きたいと考えている。 

童顔でアニメ好きな性格から、特に女性から可愛がられている。


・松原 みのり(まつはら みのり)

箱館クリオネ文筆堂の花の高校生トリオで、大学生の霜村奏太朗をもしのぐ一番しっかりとした性格で野本直美を尊敬し、メンバーの中で一番成長著しい。

湯の川温泉の老舗旅館・波乃の一人娘で、女将である母親の美貌を受け周囲からは将来の女将として期待されている。

小さい頃から湯の川温泉の現状を目の当たりにしており、函館が観光のみ魅力があるように思われているのではないか?という疑問を持っていた。

野本直美のブログ「浪漫函館」を見つけて文筆堂へと一人でやって来てオーナーの栗生姉や尾崎先生など、メンバーと出会うことになる。

子供の頃より茶道や華道や着付けなどを厳しく指導され、高校生ながらも女性としての美しさは美貌だけでなく所作としても持ち合わせており、初めて文筆堂を訪れた際には、そこに居た男性たちが見とれて声も出せないほどだった。

洋菓子より和菓子を好み、湯の川にある銀月の串団子は大好物である。


・秋元 梨湖(あきもと りこ)

函館生まれで函館育ち、しかし自分の生まれ育った函館を嫌い東京の大学へと進学し、スタイルの良さと美貌からスカウトされモデルの仕事につく。

アルバイト先のカフェで、秋元柊二という男性に声を掛けられ何となく付き合う。

休日に訪れた青山のカフェで雑誌に掲載された函館の記事を目にして喜んでいる秋元柊二に「函館はそんな街じゃない!」と怒り出す。

自分の一言に我に返った梨湖は、嫌いだと行って飛び出した函館の街を、実は愛していたのだと気づく。

梨湖は、大学卒業と同時にモデルの仕事を辞め函館に帰る決心をして柊二に別れを告げるが、柊二は自分も仕事を辞めて梨湖と一緒に函館へ付いて行く。

「函館のために何かをやりたい!」そう願う梨湖に、柊二は函館を舞台にしたグルメイベントを開催し大成功を収める。

しかし、梨湖は自分のやりたい事は違うものだったが、それが何なのか?分からず悩み続ける。

その時、野本直美のブログ「浪漫函館」を見つけ感銘を受け、野本直美と一緒に仕事がしたいと文筆堂へ柊二と2人でやって来る。


・秋元 柊二(あきもと しゅうじ)

東京の外資系企業に務めていた時に、たまたま行ったカフェでアルバイトしていた梨湖に一目惚れ。

梨湖が函館出身と知るが、函館どころか北海道すら知らないもので、たびたびトンチンカンな発言をして梨湖を怒らせる。

モデルとしても人気がある梨湖だったが経済学部の学生でもあり頭の回転が早く、そんな梨湖にベタ惚れしてしまった柊二は何度も猛アタックして、なんとか梨湖と付き合うことになるのだが、ふとしたことから梨湖を怒らせてしまい、柊二は有給を取り一人函館へと向かう。

「函館はそんな街ではない!」と言って怒った梨湖の言葉を、柊二はようやく理解する。

梨湖から「モデルの仕事を辞めて大学卒業と同時に函館に戻る」と言われ、柊二は梨湖の並々ならぬ決心を垣間見て一緒に函館へ行くと宣言する。

湯の川温泉・波乃への宿泊体験により、湯の川温泉と松原みのりのために自分たちが出来ることはないか?と模索し、「フリーペーパー 湯の川温泉・漁り火便り」を企画制作し、その後に梨湖と結婚する


・吉川 ひより(よしかわ ひより)

湯の川温泉にある老舗旅館・波乃で一番若い仲居で、高校を卒業してそのまま波乃へと就職した。
コロナ禍の時に波乃は主人の事故死や旅館の休業など、相次ぐ悲劇に見舞われたが波乃の一人娘である松原みのりを妹のように支えていた。
女将の招待で波乃へ宿泊した箱館クリオネ文筆堂のメンバーは全員が、吉川ひよりの印象を、誰よりも明るい笑顔、通る声、そしてキビキビとした動作――そのひとつひとつが、波乃のを体現していた」と感心しながら話している。
波乃では吉川ひよりを将来の仲居頭候補として考えており、毎週月曜日と木曜日の2回、新年度から箱館クリオネ文筆堂に出向することが決まっていて、波乃と箱館クリオネ文筆堂、ふたつの場所がまたひとつ深く結ばれていくのであった。

今回は、登場人物が全員フルネームにて紹介いたしました。
もちろん命名は、ぴいなつちゃんです。