気づかぬ内に 夜が来る
「ここんとこ忙しくて、バタバタしていたけど、どれも美味しいな」
「夏が終わるとちょっぴり淋しいけど、秋っていいわね」
食べ物を頬張りながら、彼が笑って答える。
「やっぱり秋なんだなー。確実に季節は進んでいるよ」
久しぶりに、会話が進むも、食事が終わると…
「お疲れさまー!」と、そそくさと帰るのね。
「うん、またね」と、私は後ろ姿を見送る。
いつもは駅まで送ってくれるのに…
一人で駅に向かうとビルの合間に丸い月が見えた。
今日は、十五夜だ。
「だったら、眺めのいいホテルのBARで、お月見に誘ってくれても良かったのに、たぶん気づいてないわよね」
トゥルルー トゥルルー トゥルルー
「ダメ、出ない…」
トゥルルー トゥルルー トゥルルー
「何やっているのよ…」
「もう、ほんとバカなんだから…」
私は、短い自分の影に向かって文句を言った。
実りの季節は、
返信削除食欲だけじゃなくて
いろいろな欲がむくむくと湧いてくる
そんな季節なのかもしれない
オシャレしたい欲なんてのもあるし
ほかにも、あんな欲、こんな欲(笑)
せっかくおいしい時間を共にして
そっけなく帰ってしまう彼は
心変わりしてしまったのだろうか
そんなモヤモヤした気持ちを
じぶんの影にぶつける彼女
なんといじらしい、、、
思い切って、リセットしたほうが
いいのかもしれないねぇ
なんて、真剣に物語に入り込み
考えてしまった^^
物語って、やっぱりすばらしいですね
クリオネ先生、ありがとーっ!
ぴいなつちゃん
返信削除十五夜ということで軽く書いた落書きに
素敵なコメントをありがとう!
物語風にした落書きだったけど…
手直ししたら、ちょっとした物語になった。
ぴいなつちゃんのコメントに感謝して
落書きからショートストーリーに昇格だ(^_^)
今夜は、とっても綺麗なお月さまでした^^
返信削除ゆっくりと お月見する余裕がないくらい忙しい彼だったのですね。
美蘭さん
返信削除今年の中秋の名月は満月と重なりましたね!
こちらも綺麗な月でした。
忙しい彼というより…
慣れ、ですね。
マンネリというか、当たり前的な感じ。
男は、こういうの疎いのです。
すみません(^_^;)