民話の里、遠野の幻想
岩手県遠野では…
「昼むかしは、ネズミが小便をかける」
「夏むかしは、ネズミが笑う」
と、言う。
昔は、お話を聞くのは夜であり、冬だったからである。
静かで長い、遠野の冬には、人々は家の中に寄り合い、言葉を交わすことを楽しみにしてきた。
「この石はな、むがし弁慶が積んだという石で…」
などと、お爺ちゃんが話をしたり。
「むがしむがし、水神様から授かったタニシの子が…」
などと、お婆ちゃんが話をしてくれたり。
これら伝説や昔話などは長い間、口から口で語り継がれてきた、物語。
「語り」とは、聞く者の“心”を育てるという。
「話し言葉」は、聞く者に“想像力”を育む。
「豊かな心と想像力」、それはまさに忘れられた“日本人の心”ではないだろうか?
遠野は、今でも『遠野物語』の世界が息づいている。
小さい頃に、祖父が泊まりにきたら
返信削除布団を並べて一緒に寝てたんだ
そのときに、聞いたお話は
いまだに覚えているんだよね^^
話し言葉から想像するって、まさに!
そのとき頭の中に描いた映像まで
ちゃんと思い出せるからすごいよね^^
温もりのある言葉で、心が育まれる
ぽかぽかする記事をありがとう♪♪♪
ぴいなつちゃん
返信削除素敵な思い出話をありがとう。
昔は、おじいちゃんやおばあちゃんの話は
身近なことながらまるで遠い外国の国のような話に感じた。
ワクワクしたり時には怖くて泣いたり…
そういう文化が日本にはあった!
しかし、今の世の中はどうだろうか?
子供たちは豊かな心を持っているだろうか?
想像力を持っているだろうか?
コロナ禍の今だからこそ、こういう語りが大切だよ。