「つむじ風食堂の夜」吉田篤弘
つむじ風が吹く十字路の角にある「つむじ風食堂」を中心に、そこに集まる個性ある人達と主人公とのちょっとしたエピソードを描いた作品。
夜の静かな町で語られるあったかい話は、まるで大人の童話と言えるだろう。
万歩計を「二重空間移動装置」、エスプレッソマシーンを「人工雲製造機」となずけるなど、時おり出てくるユニークな発想が夜の帳にちょっぴり刺激を与えてくれる。
この本を説明するのはとても難しい。
とりたてて大きな山場もなく、その食堂にまつわるドラマや心踊るような物語もなく、淡々とした日常が描かれているだけなのだが、これが面白い!
この本の一文からひも解くと…
「もし、電車に乗り遅れて、ひとり駅に取り残されたとしても、まぁ、あわてるなと。黙って待っていれば、次の電車の一番乗りになれるから…」
そう、こんな風に「ほっと」させてくれる。
読み終えるとほっこりとした気分になる。
誰もが寝静まった、静かな夜に読むのがおすすめ。
これはねー、兄の勧めで
返信削除早速、読んだ作品^^
ほんとに、ほっこりする空気で
だいすきな本だよ!!
食堂の雰囲気は勝手に頭の中で
映像化されているよ^^
あー、この映画もまだ観てないや
観たいものがたまってるなー(笑)
あ、エスプレッソ砂糖抜きだよ
どうぞ^^
ぴいなつちゃん
返信削除映画は、ほぼ原作に近いので映画も面白いと思う。
独特な雰囲気は原作が一番だけどね!
こういうお店があったら、通いたいね。
あと、本を読みたくなるオレンジの灯りの下で。
もちろん、エスプレッソ砂糖抜きを飲みながら(笑)