この映画は、'80年代当時の最高技術の結晶であり当時は、まさに驚愕の映像だった。
それ以前に「スターウォーズ」の冒頭で、腰が抜けるほど驚いたものだが、この映画は世界初のCG映画である。

実際は、わずか15分のシーンだが莫大なお金と時間と、当時のスーパーコンピューターが作り出した映像に世界中が驚愕したものだ。
全編、ディズニーお得意のアニメーション技術によりCGぽく描かれているが、その合成技術すら当事は大変なものだった。
後にディズニーは、アニメと実写映像の立体合成映像を世界で始めて成功させる。
今でこそ、CGや3Dは当たり前のように使われ珍しくも何ともないが、この映画がなかったら全編フルCGの「トイ・ストーリー」は生まれなかったし、映画におけるCG技術も大幅に遅れただろう。
後に『トロン・レガシー』という続編が作られるが、この映画は作品としては佳作であっても、技術では最高傑作なのだ。