札幌ストーリー 「息を合わせようよ」
札幌市時計台の前で、僕は些細なことから彼女とケンカをしてしまった。
さっぽろテレビ塔も、市民ホール横の花時計も、昼に見た中島公園も
まるで、幻のように、思えてならない。
夕方だったので、僕らはそのままホテルに入りチェックイン。
僕は、部屋に荷物を入れると、無言でバーへと向かった。
バーボンを飲みながら、だんだんと輝きを増す夜景をぼんやりと眺めた。
やがて、彼女が静かに僕の隣に座り、ソルティ・ドッグをオーダーした。
グラスがくると、長い沈黙を打ち破るように彼女が口を開いた…
「ねぇ、気が合うって、どういうことだと思う?」
僕は、何も答えずバーボンをおかわりした。
「息が合うということだと思うの」
彼女は、話を続けた…
「うまく合わないなら相手と同じように呼吸をすればいいのよ」
僕は、無言で届いたグラスを彼女のグラスと合わせた。
「カチン!」という心地よい音を合図に、彼女が微笑んだ。
それに答えるように、僕は彼女にウインクをした。
こんばんは。
返信削除札幌時計台観光名所ですね😃✨✨✨✨
喧嘩なんてつまらないですもんね。
仲直りできて良かったです✨✨✨✨
美蘭さん
返信削除このストーリーは、函館ストーリーとして書いたものでしたが
函館の情景がぜんぜん当てはまらず、あくまで都会の物語という
イメージで書いてみました。
そこで場所を札幌に置き換えて、札幌は都会ですからね!
僕は札幌の街は知らないので、観光名所的な場所を当てはめて
札幌ストーリーとして作り上げました。
男は頑固なところがありますからね…
自分からは、なかなか謝ることが出来ないものです(^_^;)
うわーうわーうわー
返信削除ドタバタしてるあいだに、
たくさんステキな作品が文筆堂に〜っっっ!!!
遅くなってごめんちゃい!!!
札幌ストーリー、ふふふ
頑固なぴいなつに、ピッタリなストーリーですね、ね?栗生姉にいさん?(笑)(笑)
素直になれないときって、
あるよねぇ〜うんうん
しばらく無言、あるよねぇ(笑)
沈黙をやわらかく破った彼女、えらいなぁ^^
ぴいなつちゃん
返信削除女性が頑固でも、男は自分からは謝れないものだよ。
分かってるようだね(笑)
先に怒りだすのは女性で、その後に男がキレる!
でも、仲直りのキッカケを作るのは女性なんだよな。
だから、男は彼女には頭が上がらないのだ(^-^ゞ