暑い夏、いかがお過ごしでしょうか?
最近は、何でも値上げという事で休日は外出するより家でのんびり過ごすという日が続いていて、いつもAmazonプライムで映画を観ています。
昔で言う、カウチポテトですね(^^ゞ
そこで、映画を観た感想でも書いておこうと思い立ち、やっていきます。

今回は、「12人の怒れる男」という作品です。
古い白黒映画ですが、かなりの名作です!
実は、これまで観たことがなく、今回ようやく視聴する事になりました…

感想は…

18歳の少年が父親をナイフで刺し殺した容疑の裁判の物語。

集まった12人の陪審員たち。
しかし12人全員一致で意見がまとまらなければ、有罪か無罪かの裁判は終わらない。
容疑者の少年はスラム街の生まれということもあり、状況証拠のみで「有罪だ!評決して早く終わろう」と11人の陪審員が有罪と判断する。
しかし…
残り1人が「確信がないなら、無罪だ!」言い始める。
ここから一気に話が進んでいき、少年の生い立ちや目撃者の証言の検証が行われる。

暑い密室の中で、たった1人の「無罪」という意見にいつまでも終わらない評決。
それぞれの苛立ちや吹き出す汗がリアルで、視聴者はまるでその場に居るような息苦しさを感じる。

もし自分が陪審員だったら、どう評決するのか?
18歳の少年の将来を今ここで決めてしまうという重圧。
上がっている証拠には、次々と疑問が出てくる。

白黒映画というのが全く気にいならないどころか、俳優の迫真の演技、絶妙なカメラワーク、気がつくと食い入るようにテレビ画面に夢中になっている自分。

機会があったら、ぜひ観ていただきたい映画である。