札幌ストーリー「思い出は1/2」
彼女とは、一ヶ月前に別れた…
彼女の物は全て持ち去られ、部屋には彼女の名残は一つも無い。
僕らは、よく写真を撮った。
風景だったり、料理だったり、お互いを写したり。
そして、スナップにしてアルバムに貼っていた。
そのアルバムも、彼女が撮ったスナップは全て外されていた。
僕が撮った彼女のスナップも…。
僕と一緒のスナップは、彼女の部分だけがキレイに切り取られている。
45度の角度の秋の陽射しが部屋の奥まで届いていた。
北大のイチョウ並木が黄色に輝く頃…
全てが半分になった部屋で、僕は1/2の思い出と共にいた。
スナップを半分切って持っていく、、、なんともせつない作業だよね実は
返信削除だけど、捨てないで自分のところだけ持っていくってことは
その日を過ごした自分を忘れたくないってことかなぁ
じゃなきゃ、いっそのことぜんぶ置いて去るよねぇ
北大のイチョウ並木が黄色く染まる季節は、なんともいえない淋しさがつのるだろうなぁ
半分になってしまった部屋で
45度の陽射しだなんて、よく思いつくねー!さすがだわ^^
北大の銀杏並木
返信削除素敵なのでしようね✨
わかれは、
スタートですね!
ガンバ!!
ぴいなつちゃん
返信削除このストーリーから函館の情景が思い浮かばないので、札幌ストーリーとしました。
これまでの大人の物語とは違う、新しい札幌ストーリーの誕生です。
別れ際に、自分の痕跡を消すというか、飛ぶ鳥跡を濁さず!という概念を彼女の切なさ的な感じにしたつもりです。
北大のイチョウ並木も、本来なら綺麗で癒されるのでしょうが、彼と彼女の寂しさを表すような情景としてピッタリだと思いました。
秋の日射しの45度は、ガランとした彼の部屋をよりリアルに表現できるし、想像できると思います。
美蘭さん
返信削除本来なら、北大のイチョウ並木は素敵であり、楽しい物語となるのでしょうが、黄色く色づいたイチョウの葉が落ちて一面に黄色の絨毯となると、さまざまな想いを抱くと思うのです。
このストーリーにおいて、キーワードとなると思いました。