青森県八戸市に「大野屋」というラーメン店がある！ 

店は小さく、外見は暖簾が出ていなければ、まるで小屋にしか見えない。 

メニューは、「ラーメン」と「ライス」のみ。 

この店には常連さんだけが知っている、裏メニューが存在するという！ 

それは、「大盛り」と「チャーシュー麺」である。

 

われわれ取材班は、その情報を頼りに店に行った！ 

開店後スグに小さな店内に入ると、ほぼ満席であった。

いつの間に？

裏口でもあるのか？ 

店内をキョロキョロしたが裏口はなく、ラーメン特有の匂いが立ち込めている。

心を落ち着かせるように、目を閉じ大きく息を吸い込む… 

すると、オバサンが冷たい麦茶が入ったコップをテーブルに置いた。

今だ！と、われわれ取材班はオバサンに「大盛りとチャーシュー麺」と少し大きめの声で、告げた。 

「はい！」と言い残し、奥へと消えるオバサン。 

その後、店内が少しざわめき出す。

 

店内を見渡しメニューを探す者… 

《大盛り？なにそれ》と、ヒソヒソ話をするカップル… 

緊張していく店内に、われわれ取材班も、思わずたじろぐ(ﾟＡﾟ;)ｺﾞｸﾘ

 

そうこうしていると先客に次々とラーメンが到着、ズルズルと麺をすする音がこだまする。

そして、ついに「大盛り」と「チャーシュー麺」が、テーブルの上に置かれた。 

先客の目が一斉に、こちらを凝視する… 

そして、ついにわれわれは見た！ 

ラーメン大盛り

 

画像は、「大盛り」で麺が1.5人前となっている。 

ちなみに「チャーシュー麺」は、チャーシューが2枚入り、更にほうれん草がトッピングされていた。(チャーシュー麺の写真を撮り忘れてしまった)

この店のラーメンは「醤油」のみで、「味噌」や「塩」はない！ 

スープは煮干しダシに生醤油の香りが強く、それに細ちぢれの麺が絡む。

 

これぞ、正統派の醤油ラーメンといえるだろう！ 

ラーメン屋って、本来はこういうものだ。 

メニューには、餃子もチャーハンもない、醤油ラーメンだけの一品のみ。 

《ラーメンって、こういうのでいいんだよ！》と、われわれ取材班は店を後にした。