「あまちゃん」の思い出を語る前に、テーマ曲を聴いていただこう…

演奏:826aska

その日は、「朝あま」を観てから、ドライブに出掛けた! 

そしてお昼になり、ある有名な食堂に入った。 

「まぐろ丼」が有名な店で、地元のお客さんだけでなく、全国各地からやって来る観光客も訪れる有名店だ。 

さっそく名物の「まぐろ丼」を頼み、食べ始めた。 

平日のお昼だが、客席は9割ほど埋まっていて半分は観光客とおぼしき、お客さんだった。 

その時、聞き慣れたメロディーが店内に流れだす… 

思わず目を向けると、中央にある大型テレビから「あまちゃん」のテーマが流れてくる。

ちょうど「昼あま」が始まったのだ! 

食べる手を止めて、テレビに釘付けになる。 

店内が静かなので、まわりを見るとほとんどのお客さんが、食べる手を止めてテレビを見入っていた。 

店員さんも、身を乗り出してテレビを見ていた。 

そこへ、一人のお客さんが店に入ってくる。 

ちょっと異様な光景にビックリしていたが、席につくと店員さんが水を持ってやって来たが、目はテレビを見ている() 

スーツを着たサラリーマンは、時間がないのか?「あまちゃん」に興味がないのか?モクモクと食べている。 

やがて「昼あま」が終わって、高瀬アナの顔がアップで映しだされた。

安堵した空気が店内に漂い、「笑ってる、笑ってるよ」と高瀬アナのウケに盛り上がる店内。 

そして、ガヤガヤと「あまちゃん」談義があちこちのテーブルから打ち上がる。 

「アキちゃんは、ずぶん先輩と一緒になるべきだ!」 

「いや、ユイちゃんだろ!」 

「いやいや、アキちゃんは誰にもやらん!」 

隣同士のテーブルを巻き込んで、「あまちゃん」で盛り上がる店内。 

興味のないお客さんは、怪訝な顔をしてそそくさと店を出て行く… 

やがて、店員さんも話に加わり、さらに盛り上がる。 

ここは、岩手県久慈市ではなく青森県の浅虫。 

同じ北東北の同胞である、地元のドラマとして人気が高かったのだ。 


※この動画のaskaちゃんは、小学生。 

※登場する食堂は、青森県浅虫にある「鶴亀屋食堂」。