こちらは、「美蘭チャンネル」です!美蘭さんの作品を紹介しています。

私は、シオンという名前で拙い物語を書いている。
ブログが変わったので今はクリオネになっているが、昔はシオンという名で出ています(笑)

僕の周りは才能あふれる女性が多く、僕はたくさんの刺激を受けて、こうして物語を書いているのだが、それもひとえにその才能ある女性のおかげなのである。

一人は、妹である、ぴいなつちゃんだが、g.o.a.tの「おみくじ的な」をご覧になれば分かるが、シンプルなイラストと占いにも似た、おみくじ的な一文が素敵だ。
毎朝UPされるので、日々の糧としてぜひ楽しんでもらいたい。

もう一人は、美蘭(みらん・らんらん)さんだ。
美蘭さんとは長い付き合いだが、常に優しい視点で描かれる文章はどれもがポエムだ。
添えられる画像の美しさ、語りにも似た詩的な文章は、秀逸である。

さて、このブログ…
現在は、ルーマニア・アメリカ合衆国・チェコ・フランス・その他の国からアクセスがある!
特にルーマニアから50件以上のアクセスをもらっていて、ブログのアクセス地域の世界地図が日々、彩られていく様子が楽しい。

前置きが長くなったが…
美蘭さんの朗読を楽しんでもらいたい!
僕の「函館ストーリー」の朗読である。

『ひとつの言葉が、からみあい…』

 穏やかな秋の夜なのに、重い雲が函館山を覆っている。

それでも私は、ロープウェイで山頂に登った。

 

私がいけない事は、自分でも分かっていた。

私は、あなたに「冷たい!」と言った。

あなたは、私に「気まぐれだ!」と言い返した。

 

やがて、雲の隙間から函館の夜景が見えた。

「ねぇ、やっぱり私が悪いの?」

夜空を見上げても、月も星も何も答えてくれない。


確かに、私の言い方が悪かった、と思う。

でも、それをどうすることも出来なかった。

くやしい、どうしようもなく、くやしい。

 

今ごろ、そう気がついても遅いかもしれない。

「あなたに会いたい…」

もう一度、空を見上げたけど、無月の空は何も答えてくれなかった。

私は、彼に電話を掛け、一言「ごめん」と言った。


今後も、美蘭さんの朗読を紹介させていただきます。