函館ストーリー『潮風のフリーウェイ』
街には、北北西の風が吹いている。
元町にある、カトリック教会の風見鶏は函館山を指したままだ。
やがて海風は、潮の香りとパンの焼く匂いを運んでくれた。
僕は、彼女が昨日忘れていったチェックのシャツを洗っていた。
暑い日差しを受けた彼女のシャツは、翌々日に彼女の元へと届いた。
「凪紗へ、天気が良かったので洗っておいたよ!」
彼の癖のある字で書かれたメモが、胸ポケットに入っていた。
彼女は、宅急便で届いたチェックのシャツに着替えると、クーラーをOFFに…
そして窓を開け、扇風機をONにした。
やがて彼女は、ソファーでウトウト。
扇風機のおかげで潮風に吹かれた夢を見ることが出来た。
夢の中で、彼女は潮風とパンの焼ける匂いを感じた。
部屋の中では、函館の北北西の風が優しくそよいでいるようだ…
「恋には、距離の長さは関係ない!」
夢の中で、彼がそういって微笑んでいる。
それは遠距離恋愛の寂しさを、素敵に変えた瞬間だった。
「癖のある字」という表現が、いいよねー^^
返信削除より一層、リアルに情景が浮かんでくる
シャツを洗ってくれる彼氏、なんと優しい
潮風を感じながらウトウト。。。しあわせな時間だよね
うーん、なんとも夏らしくて、穏やかで、爽やかで
キュンキュンするねぇ〜っ^^
なぎさ ちゃんですか?
返信削除潮風が似合いそうなお名前ですね~
離れていてもつながっているんですね^^
ぴいなつちゃん
返信削除そう!よく気がついたね…
「癖のある字」、ここで現実的なものになるんだ。
これがないと、ただの情景描写だからね。
そして、物語へと入っていくのだ!
な~んてな(^^ゞ
g.o.a.tじゃない「函館ストーリー」は、こんな感じになるよ。
どうだろうか?
いろいろと参考になるかな(^^ゞ
美蘭さん
返信削除「凪紗」は「なぎさ」と読みます!
函館らしい、潮風が似合う名前だと思うのです。
遠距離恋愛と言っても、せいぜい札幌と函館ぐらいの距離ですが…
でも恋する2人には、長く感じる事でしょう!
それを、お互いが幸せな時間に変える、そんな物語です。
クリオネさん♪
返信削除朗読しちゃいました。
今、47%。。。
またお知らせします。
拙い朗読で ごめんなさい。
返信削除コチラです。
https://youtu.be/oP7fWdE2Djw
よろしくお願いします。
美蘭さん
返信削除どうもありがとうございます!
まさかの展開に、驚き感動していました。
まだ、ぴいなつちゃんの「100%コットン」が熱いままですからね。
とても素敵な作品に仕上がっていて、長い梅雨を忘れそうなほどの爽やかな気持ちになれました。
ぴいなつちゃんも、新しい物語にチャレンジしているようです!
美蘭さんが朗読すれば、それは美蘭さんの作品になります。
美蘭さんの「函館ストーリー」とぴいなつちゃんの「函館ストーリー」、どちらも素晴らしく…
このブログの新しいトレンドになっていますよ(^O^)/